晩春、「穀雨」に今年の成長が決まる!?
いよいよ春もたけなわを過ぎて、春の終盤(春の後半の下旬のはじまり)を知らせるのが「穀雨(こくう)」です。
穀物に実りをもたらす春の柔らかな雨が、大地に降り注ぎ、潤うことで作物や植物が大きく成長することから、百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)という言葉もあります。
変わりやすい春の天気もこの頃から安定し、日差しも強まってきて、穀雨以降の期間が終わる頃には八十八夜を迎え、種まきなどを始めるのに適した時期とされていますが、これは作物だけではありません。
私たちもこの時期をどう過ごすか?によって今年の収穫が決まると言っても過言ではないとても大切な時期です。
この時期、何となくやり過ごしてしまって、秋を不作で迎えることになる人が少なくないことを毎年実感しています。反対にこの時期、しっかりと実りの秋を見据えて、自分は今年、どんな収穫を目指しているのか?そのためにはどんな種を今からまくのか?土の状態(自分のベース)は作物にあった状態に耕すことができているか?など。
ちょうど今年の穀雨(4/20)は新月でもあります。エネルギーの変わり目を感じつつ、立夏(5/6)までの最後の時期。春分にスタートしたこの期間を「この季節のワクワク事始め〔2023年春分〕」を見て振りかえり、ちょうど最後がゴールデンウイークにも差し掛かりますので、ぜひこの大事な時期に、今年の収穫に向けて自分自身の種をまき、恵みの雨をしっかりと受けてしっかりとした芽吹きにつないでいきましょう。