「小雪」、静かな冬支度の中で内なる温もりを灯し、心を整えていこう
暦の上では冬が本格的に始まる前、冬の入口にあたる「小雪」。冷たい風が日ごとに強まり、冬の訪れを肌で感じられるのがこの時期になります。木々の葉が落ち、自然が静寂へと向かうように、私たちも内面を整え、未来に向けた準備を始めるタイミングです。
今年、雷の年のこの時期には、 軽やかに動きながら次のステップを見つける氣が流れこんでいます。雷は、勢いがあり、新しいことを始める力を持つエネルギーがあります。その特性を活かしつつも、小雪の落ち着いた気の流れを意識することで、日々の行動に深みを加えいくことができるでしょう。
暑かった夏もすっかり忘れるほど気温がぐっと下がり、各地で初雪の便りも届き始めました。人間関係においても、無理に広げるのではなく、既にある縁を見直し、心を通わせることが鍵となります。
軽やかに動くと言ってもむやみに走り出すのではなく、既存のご縁を大切にしながら、心地よく繋がるためのコミュニケーションを意識しましょう。相手に興味を持って会話を楽しむことで信頼が深まり、絆が育まれるとともに雷の「言葉の力」が発揮され、人間関係に新たな風を吹き込むきっかけとなります。
たとえば、これまで少し疎遠になっていた知人に連絡を取ってみたり、家族や身近な人たちとの対話を深める時間を意識してみましょう。大切な人へ感謝を伝えたり、家族や親しい友人と共に温かい食事を囲むことで、心の距離がさらに近づくことができます。
また、今の時期は「蓄える」ことを意識するのが吉となります。新しい学びやインスピレーションを得られる本やセミナーに触れる時間を大切にしたり、静かな趣味を楽しみ心に栄養を与えることで、やがて訪れる本格的な冬の深まりにも備えるのも大切です。
家でゆっくりと過ごしながら、自分の目標や大切にしたい価値観についてじっくり考える時間を作るのもおススメです。次のチャレンジに向かってのアイデアを育む価値ある時間となるでしょう。
小雪の冷たさが心を縮こまらせるときこそ、三碧木星の軽快なエネルギーで自分に活力を与え、新たな可能性を探るのに最適です。行動を起こす前に内省の時間を設け、自分の直感や本心を確認してから次の一歩を踏み出すというように静と動のバランスをとりながらすすめていくと良い流れに乗れます。
この冬が心身の充実と成長の土台になるよう、暖かな気持ちで周囲と調和を図りつつ、未来に向けた準備を進めていきましょう。大きなステージアップにつながっていきます。