2022年の天地風水
2022年 自然氣學では「地球コア」
2022年は、十干が壬(みずのえ)、十二支が寅(とら)で、干支は「壬寅(みずのえとら)」となります。五行では、十干の壬は「陽の水」、十二支の寅は「陽の木」で、相生(水生木(すいしょうもく))です。
そして2022年は、五黄土星で、自然氣學では「地球コア」の年となります。
東洋思想では、時間は未来から過去へと流れています。人は、川を遡上する魚のように未来へ向かって遡るように生きています。
この年の特徴を一言でいうと、本質に立ち戻り新しい世界を生みだすために、万難を排して上り進む年となります。
壬は季節で言えば冬に当たり、樹木から解放され落下した実の内部には種子がかたい殻の中に次へとつなぐ命を育んでいる状態の意味を持ち、もともとは糸巻きの真中が太くなった様子を表わす象形文字です。そこから妊む、支える、担うといった意味が派生し、新たな命や世界を産みだすために奥深くで成長していっているものを包み込んでいる状態を表します。まさにお腹に赤ちゃんが宿り、体内で新しい命がどんどん育っていっているイメージですね。
寅という漢字は、もともと「演」が由来といわれ、人の前に立つ、延ばす、成長するという意味を持っています。また螾(ミミズ)に通じ、春の草木が生ずる様、うごめきを現します。
つまり壬寅の年は、新しい春を迎えて大きく花開くためには、本質に立ち戻り地道な自分磨きを行い、実力を養う必要がある、そのために終わらせる人間関係や物事もあり、創造のための破壊がありますよ、といったことを指し示しています。
2022年 五黄の寅年の運氣
2022年は、36年に一度の五黄の寅年が巡ってきて、皆がそれぞれに自分の芯をしっかりともち、自分の特異性をしっかりと理解し、活かしていかないと慢心や腐心に陥りやすい時。とてつもない成長をする可能性も秘めていて、克己心を培える年です。
運勢は、立春からパッと変わるのではなく、前年の天の年の行動が次年に繋がっていきます。点ではなく線で運氣を見て、もし昨年、挫折があった人も完全に忘れることなく、逆にそれらを新たな飛躍の機会としてとらえて再起することで、予想をはるかに上回るステージへのチャンスを掴めることができるでしょう。
2022年の運氣を活かす心がけ
この運氣を最大限に生かすためには、人の考えを理解する広い心をもって、自分の本質は何かをきちんと見極め、自分のコア・核をしっかりともつ実行力と人格を磨くことです。意志がしっかりとしていれば試練も乗り越えていけますし、人の考えを理解する広い心をもって人と相対せば、調和を見出し、自己中心的に陥ることもありません。何よりも自分の本質としっかりと見極めましょう。この機会はこの年を逃すと9年間巡ってこないので大切なチャンスです。
この年は、まずは謙虚さを持ち、自分のやり方ばかりを周囲に押し付けるのではなく、周囲の人々の思考ややり方に耳を傾け、人を助ける気持ちを大切にしましょう。謙虚さがあれば、人の協力を得ることもできます。周囲をサポートして、周囲の指導や援助を受けるように努めましょう。自分本位の考えをあらため、人の役に立ちことを心がければ成功への道は開かれますので、大きな志をもって、忍耐強く自分に腐らずに自己鍛錬、自己改革に努めましょう。
今年、最も注意すべきは無気力と慢心です。無気力は自分だけでなく周囲の人の気も腐らせますし、物質だけでなく心も貧困になります。また、慢心は誰も自分に成長する言葉をかけてもらえなくなりますし、調和を見出し破滅への坂を転がり落ちていくことになりますので気をつけましょう。
特に今年は自分の本質や個性を我を通すことのように捉えていると、これらに陥りますので、ご注意ください。
「金箔金(きんぱくきん)」という言葉がありますが、これは金箔に使われる微量の金を意味します。他者を引き立てますが、そのままでは自身は薄っぺらいまま。しかし本来は、まごうことなき金であり、素晴らしい資質を核に持っているのだから、実力を養うべく己を磨くことが成功につながるという意味です。
この精神を忘れずに自分の個性や本質をとらえ、活かすことを心がけ、試練があっても克己心で進んでいきましょう。
2022年 行動指針
2022年のスタートは新型コロナも新たな形ではびこり、あらためて日々の注意が大切ですが、あわせて、水に関する災害や地震にも要注意の年回りです。また、腐敗の年でもあるので精神を病んだりする人も多く見受けられてしまう可能性があります。
しかし、再生の年であり新しいサイクルの始まりの年でもありますから、そんな時だからこそ、腐っていくものはしっかりと腐らせて肥料に変えるくらいの心意気で、どれだけ笑顔で活発に過ごせるかがポイントになります。
それらは反動で天に届くような大きな成長や飛躍する可能性も内包している年です。
天の年に引き続き、長いものになんとなく巻かれるのではなく、自分で選び結んでいく意志を持つことが大切です。その上で、周囲と調和を心がけ、自分の特異性を発揮して周囲をサポートすることを心がけましょう。
自分のコア・核をしっかりと持ち、地に足をつけて揺るがずぶれずに確実に歩みをすすめていくことができるか?というレッスンを地球から与えられ、私たち一人ひとりが新しい時代に何を産みだすのか問われていると言えるでしょう。
個人診断
2022年、ここから始まるパワフルなワークライフを心豊かに生きるため、一人ひとりのキャラクタータイプにもとづいた個人診断をご提供しています。キャラクタータイプ診断をされた方も、これからの方も、ぜひご連絡ください。