暑さが本格的になってくる「小暑」、心身のエナジーチャージを

真夏のようなゲリラ豪雨が連日続き、すでに梅雨は明けたのかというような本格的な暑さを感じるようになりました。

今日「小暑(しょうしょ)」から、次の二十四節気の大暑の時期とあわせて「暑中」と呼ばれていて、最も厳しい暑さが日々続く時期とされています。暑中見舞いを出すシーズンですね。暑中見舞いは、お盆の里帰りで祖霊にお供え物を持参することが始まりのようです。
それがお世話になった方への贈り物に変わっていき、簡略化され季節の挨拶として手紙で日頃のお礼を済ませるようになったのが暑中見舞いです。

小暑は、梅雨の終わりに向けて集中豪雨が起こりやすく、まだまだ湿度が高い時期でもあり、身体がまだ強い日差しや暑さへの対応がまだあまり準備できていない頃です。

今年は7月7日、七夕の日が小暑。七夕は、織姫と彦星が年に一度頑張ってそれぞれが一年間働いたご褒美に天の川を挟んで逢うことが叶う日とされ、私たちは五つの色の短冊に色々な願い事を書いて笹竹につるし、星に祈るお祭りとしていますが、そもそもは、神さまに絹織物を供えて秋の豊作を祈り人々のけがれを祓うというものが技芸の上達を願うものへと発展していったものと言われています。

前の節気、芒種でお稽古事や新たな何かをスタートした人は、小暑の七夕では、技芸の上達を願ったり、これからの一年も元気に働くことができるようにと願いましょう。
そして、水無月の末に夏越の祓いをした人も多いと思いますが、1年の後半が始まったこの時期、あらためて日頃の疲れをデトックスしたり、心身のメンテナンスをし、さらに頑張っていける自分へとエナジーチャージをして、これからやってくる本格的な暑い夏を乗り切れる状態に整えておきましょう。