「清明」新たなステージに立ち、すべてをくっきりはっきり見つめて進んでいきましょう

春分を過ぎたのに寒さが続き、桜の開花も遅く、ようやく薄桃色の景色が見れるようになりました。新入学や新入社などで新しいステージに立ち、慣れない制服やスーツに身を包んでいる人を多く見かけるのもこの時期です。今年はまさに桜の開花時期と新しい期のスタートが重なり、すべてのものが清らかで生き生きしているという意味を持つ「清明」が春の息吹をともなって巡ってきました。今年の清明は4月4日(木)です。

新年度が始まり、新たなステージで軽やかに春を感じられる状態に整え、冬終いをしていますか?新しいインスピレーションやアイデアは湧いてきていますか?
清明は、空は青く澄み、気候がどんどん温暖になっていく、まさに清々しい時期でとても過ごしやすくなります。沖縄などではご先祖を祀るお盆のような清明節(清明祭)があります。

清浄明潔(しょうじょうめいけつ)という言葉の略とされる清明は、空気が澄み、陽の光が明るく万物を照らして、全てがはっきりと鮮やかに見える頃をあらわしています。

新しい環境に馴染んでいくことに、それぞれがたくさんのパワーを向けていくことが必要となるこの時期は、少し自分自身の新たなステージに戸惑いがあったりして、新体制になじむのに氣を消耗しがちになります。
そんな時こそ意識して休憩時間や休みの日は外に出て、清々しい春の気に包まれた木々や春風、空などの自然からエナジーチャージをしたり、お墓参りなどで自分の状況をご先祖に報告をするなどをしてリフレッシュすることがおススメです。

花粉や黄砂が舞っていますが、そんな中でも清々しい春の息吹を感じ、きっちりとここで区切りをつけて、新しいステージに乗り換えをすることが大切です。

また、この時期に降る雨は、桃の花に降る雨が、遠目には火を発しているように見えることから「発火雨(はっかう)や桃花(とうか)の雨などと呼ばれています。まさに今年の雷の年に降る雨にピッタリの雨ですね。

少し、新しいステージに気後れを感じていたり、前のステージを引きずっている自分を感じていたら、この発火雨のシャワーを浴びて、これまでをしっかり浄化して洗い流し、あらたな火、光を放って新しいステージに立つことを意識しましょう。

折角の春の息吹です。明るいほうに向かっていくべく、目をそらさずに、すべてをくっきりはっきり見つめ、進むべき方向に舵をきってまいりましょう。